「もっとゆっくり誘えたら」
その思いから、カットボールの開発は始まりました。
開発のきっかけは、キングジミーヘンジのミドストアクションでした。フットボール型のジョイントヘッドと組み合わせたときに生まれる独特の動きに可能性を感じ、7g、5g、3.5gとウェイトを軽くしながらテスト。3.5gでは高い実釣力を確認できましたが、使い込むほどに「もっとゆっくり誘えたら」という思いが強くなっていきました。
そこで着目したのが、ヘッドが水を受ける“面”です。フットボール形状の断面をカットして水の抵抗を生み出せば、移動距離を抑えながら、よりゆっくり引けるのではないか。試作してみると、小さなパーツながら明確な抵抗感が生まれ、狙いどおりのブレーキ効果を確認できました。
さらに水を受ける面を大きくするため、素材も見直しました。比重の高い鉛ではなく、より比重の低い亜鉛を採用することで、同じウェイトでもヘッドを大きく設計でき、水を受ける面積を確保。フッキングやシルエットへの影響を検証しながら形状を煮詰め、移動距離を抑えつつ操作感にも優れた現在のカットボールへとたどり着きました。























